坊とほぼ同じ時期に産まれた坊様がいます。
時たまお互いのおうちに
小一時間程遊びに行くようになりました。
坊様同士はまだ少し緊張感がありますが、
対おとなに警戒心はほぼ無くなりました。
おとなりにお邪魔した日、
おとなりの坊様が
おしりを突き出して
後ろ向きでこちらにズイズイ向かって来ました。
それから、私のあぐらの上にちょんとおしりを落としました。
手には絵本を持っています。
あー、このおうちの坊様の「絵本読んで!」は
このスタイルなのか!
同じ方向を見て読むのな!
我が家の坊様の「絵本読んで!」は
絵本棚の方へおいでおいで、
もしくは、
読んで欲しい本をデモ隊のように
高らかに掲げて「うー!」と叫びます。
家事の手を止めて、母が絵本を開くと
対面に座り、紙芝居スタイルなります。
おとなりの坊様が私に絵本を読んで欲しいと思ってくれたこと
おしりをちょんしてくれたことが
うれしはずかし、、、
そして読み終わると
次から次に絵本を持ったおしりが突進してくるのが
なんとまあ愛おしかったです。
※
最近家で坊様と絵本を読んでいると、
いつもの紙芝居スタイルではなく
坊が私の太ももに半分だけおしりを乗せてきました。
あ“!?
だれかにそんな読み方してもらったんか!?と、
一瞬、未来の嫌な姑の片鱗が見えたような、、、心がざわつきました。
が、
きっと、ゲームやテレビ三昧になるであろう坊様が
絵本を楽しく読める今のうちに
たくさんの人に絵本を読んでもらっておいでと
思い直します。
たまには坊様が絵本を運ぶおしりを母にも見せて。
©Mizuki Goto
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