「おなみだぽいぽい原画展〜ねずみなげたみずのおと篇」がはじまりました。
前日に搬入がありました。
今回は3店舗同時開催ということ!
いつもなら、しっかり設計図を描いて、
何をどう飾るか決めてから搬入するのですが、
(意外でしょう?不安症なんです)
今回は、あまり考えずに、
使えそうなものを送って、その場で考えるという、
胃薬必須の大搬入大会でした。
でも、そんな不安は杞憂に終わりました。
だって、半月舎さんも、mittsさんも、& Anneさんも、
みなさん、びっくりするぐらい笑顔100満点だったからです。
優しい!すごい!優しい!
私はすっかり安心しきって、
お店の方やミシマ社さんに頼りながら、
ずんずんと搬入が終わりました!なんて搬入楽し!!
みなさん、ありがとうございます。
半月社さんには、絵本の表紙や、未使用原画、
mittsさんには、ミシマ社のしかけ屋 長谷川さんが作ってくださった、
ぱんのみみぽいぽいアトラクションコーナーや、
みんなのなきたいきもち、なみだをコラージュしてつくる
みずたまりの参加型コーナー。
それからミシマ社さんとのご縁のきっかけとなった
山本ふみ子さん著作の「家のしごと」の表紙原画があります。
& Anneさんには、
絵本の原画をずらり一周並べました。
どのお店も近くにあるのですが、
並んでいる本の雰囲気がそれぞれ違って面白いです。
帰りはリュックが行きより重くなっていました。おかしなこと!
それから、初日には細馬宏通さんとのおはなし会
「かえるの目、ねずみの口、ぱんのみみ」がありました。
私はかえるさんとお話しすると緊張してしまうので、
お話しの前はやっぱりすごく緊張したのですが、
& Anneさんがおやつに特製「ぱんのみみ」を出してくださって、
心が落ち着きました。
かえるさんが
「この絵はどうやって?」
「なんでこんなとこに紙が貼ってあるの?」と
誰も気に留めないようなことを
一枚一枚聞いてくださったので、
なんでだったかな、、、と思い出しながらお話ししました。
なんでという理由はあまりないのですが、
でも、その時、そうじゃないといけなかった。
やっぱり理由はあるのです。
原画をアトリエの壁に時計のようにぐるりと並べて、
私は時計の針みたいにぐるぐるしながら、
少しずつ描いて、直して、消して、重ねていったこと
どの絵がおかしいか、
全部の場面を納得するまで絶対描き終えない、
それは人のためにじゃなくて、自分のために、
といった日々を思い出しました。
もう随分昔の話です。
かえるさんがおはなしの中で
「後藤さんの絵は、描くというより、クラフトだね」と仰いました。
絵を描く時は「もの」をつくる気持ちで描きたいと、
日頃思っていましたが、
そうか、クラフトか!すごく納得しました。
だって、私、なんでも自分で作るのが好きです。
(この日のTシャツも、ズボンも自分で作ったお気に入り)
ズボンつくるみたいにワクワク絵も描きたいなあ。
彦根の街を堪能しました。
人も、街も、鉄板焼きも、彦にゃんも、
全部好きでした。
また、いつか会いに行けるように頑張ります。
かえるさん、このような機会を与えてくださり、本当に心から感謝しています。
展示は11日まで、ぜひみなさんお越しくださいね。
©Mizuki Goto
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