
入り口ごしの未使用原画
2月3日、節分の赤鬼の日から、広島の「READAN DEAT」さんで「おなみだぽいぽい原画展 〜わたしの赤 篇〜」が始まりました。
はじめての場所で、とても不安でしたが、
もう本当にああ、素敵な場所で、
来ることができてよかったなあ!と思いました。
場所の力というか、
私が何かこざかしいことをしなくても、
受け止めてくれる器のある、場所でした。
(本物の器も売っています)
ミシマ社さんから、編集の星野さんもお越し下さり、
店主さんも手伝って下さって、
素敵な展示になりました。

こじんまりしたスペースなのですが、ガラスごしに景色が抜けて見えて心地よいのです。
場所の魅力をもう少し補足。
初日、レトロな路面電車に乗って、お店の前の駅に着きました。電車の車窓から、ミシマ社さんが作ってくださった、ハトグライダーが飛ぶ姿が見えて、とてもかわいらしかったです。
お店の常連さんは、大抵一人でいらっしゃるのですが、どうやら顔見知り同士の方が多く、待ち合わせでもないのに、挨拶が交わされていました。ここに来ると誰かに会えるんですね。喫茶店みたいだな。
それで、素敵な本や器がたくさんあるのですが、本棚がとても素敵でした。
たくさんの本があるわけではないけど、ジャンルごとに10冊づつ?くらいの本が、やんわり並んでおり、普段、見えない本がちゃんと目に入ってきます。だから、東京でも買えるのかもしれないけど、きっと東京では手に取らない本をたくさん買いました。ふふふ。
やっぱり喫茶店みたい。メニューはたくさんないけど、飲み物と、軽食と、ケーキと、お店のおすすめの中から好きなものを選びます。(あくまでイメージですが)きっと全部おいしい。だからまた行きたいなあ。
店主さんも、数字に弱いわたしの、デタラメな納品数を叱ったりせず、やさしく諭してくださって、素敵でした。心より御礼申し上げます。

展覧会では、スーベニールさんと作った革小物「きっときょうは today's tararan」シリーズも先行販売しています。一般発売については近日お知らせします。
お客さんと、ミシマ社さんがつくってくださった、ぽいぽいコーナーを楽しんだり、絵本についての暑苦しい話をしたり、とても楽しかったです。
こうやって、絵本をゆっくりゆっくり伝えていければ、、、と切に願っています。わたしの大切な本です。
展示は今月18日までです。
広島はとてもよいところでした。ぜひお越しください!

宮島の、あるイラストレーターさんのお土産物やさんで発見したねずみ。ぱんのみみじゃなくて、お餅に浮気。やっぱりわたしの赤。
©Mizuki Goto
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